医学部へ行こう! [2009年10月28日]
【医学部へ行こう!】
皆さんお元気ですか
明光義塾本部教務部のマサ
です!
いよいよ、入試が迫ってきましたね。
その中でも、「医学部医学科の入試対策はとても不安だ
」との声を受験生からよく聞きます。
そこで今回は、医学部医学科の特徴及び入試の傾向と対策を伝授します。
1.【国公立大学 医学部医学科の特徴】
超難関とされる国公立大学の医学部医学科は、東大と京大を頂点に大阪大、名古屋大、九州大、東北大、北大の旧帝国大学が有名です。
さらに、それらに次いで伝統があるのが旧6医科大学と呼ばれる千葉大・金沢大・新潟大・岡山大・長崎大・熊本大の医学部です。(また、戦前から公立の医科大学であった京都府立医大を加えて旧7医科大学と呼ぶ場合もあります)
他にも、政令指定都市や大都市部にある東京医科歯科大、筑波大、横浜市立大、名古屋市立大、大阪市立大、神戸大、広島大などは旧帝国大学や旧6医科大学と同等ぐらいの超難関となっています。
上記以外の地方国公立大学の医学部医学科はやや入学難易度が下がりますが、それでも東大や京大の他の理系学部・学類と難易度的にほぼ匹敵し、相当な難関となっています。
2.【国公立大学 医学部医学科入試の全体的な傾向】
旧帝国大学などの超難関国公立大学の医学部医学科は、2次試験の配点割合が8割~5割と高く、2次試験科目も3~4教科(3~5科目)と多くなっています。合格するためにはセンター試験で約9割以上得点した上で、問題のレベルが高い2次試験でもそれなりの得点を取らないといけません。一般的に難易度が高い大学ほど2次試験の配点と2次試験の科目が多くなっています。
その他の大学の医学部医学科の多くは、地方の国公立大学医学部医学科で、難易度がやや低くなります。1次試験の配点割合が高く(8割~5割)、2次試験の配点と科目が少なくなる傾向があるため、これらの大学は1次試験のセンター試験で高得点をとることと、2次試験は出来るだけ自分の得意な科目で受験できるところを選ぶことが重要です。
国公立大学の医学部の入試で1次試験のセンター試験は、多くの大学では5教科7科目入試ですが、関西を中心に、理科3科目とする5教科8科目を課す大学が一部あるので注意が必要です。
2次試験の科目の出題傾向は、大学の入学難易度と総合大学であるか医系単科大学かによって大きく異なります。
旧帝国大学など医学部以外の学部も難関の大学の場合は、当然2次試験の問題も難しくなります。他の学部であれば5割程度得点できれば合格できる問題でも、7割以上の得点が必要になるなど、難しい問題で高得点を取ることが必要となります。
旧6医科大学や大都市部・地方にある総合大学の医学部は、他の学部と共通の問題を使う場合と医学部専用の問題が用意されている場合によって、入試傾向が大きく異なります。他の学部と共通の問題の場合は、出題も一般的で偏りがなく、難易度も医学部受験生にとってはやさしい問題のため、8割以上の高得点が要求される場合が多いです。
医学部専用の問題が用意されている場合は、旧帝国大学のように難問の場合が多いですし、数学であれば微積分重視、化学であれば有機化学重視、生物であれば発生や遺伝、代謝など医学にかかわる分野重視、英語であれば科学や医学に関するテーマを取り上げるなど医学部らしい出題の傾向が強まります。
3.【私立大学 医学部医学科の特徴】
近年は医学部人気による入学難易度の上昇とともに、ほとんどの私立大学が医師国家試験合格率80%を上回っています(医師国家試験の合格率の平均は例年85%~90%程度、国公立大の合格率の平均は例年90%程度)。ですから臨床医になるという観点からは国公立大学とほとんど違いはありません。
しかし、大きな違いは学費です。国公立大学であれば6年間総額で学費は300~400万円台程度ですみますが、私立大学医学部は6年間で総額3千万円~5千万円台程度となります。このように高額な学費のため医学部受験生の中で私立大専願者は3割程度と少数派です。
私立大学医学部専願にする場合は学費の面も保護者の方によく理解していただくことが必要です。
4.【私立大学 医学部医学科入試の全体的な傾向】
私立大学の医学部の一般入試では1次試験で学力試験、2次試験で面接と小論文などの適性評価・人物評価が行われる場合がほとんどです。
私立大学の医学部の1次試験は、ほとんどが英・数・理2科目です。近年は医学部以外の理系学部では理科は1科目の場合がほとんどなので、理科2科目というのが大きな負担になります。しかし、大学入学後はほとんどが理科に関する学問を学ぶことになるので、2科目必須になっているのは当然ともいえます。
私立大学医学部の入試の出題形式の傾向は記述重視か、選択式重視かの2つに大きく分けられます。全体的に入学難易度が高い大学ほど記述重視の傾向が強く、入学難易度が低くなると選択式重視になります。問題の難易度も入学難易度にほぼ比例します。
出題内容の傾向は国公立大と同じように、数学であれば微積分重視、化学であれば有機化学重視、生物であれば発生や代謝、遺伝など医学にかかわる分野重視、英語であれば科学や医学に関するテーマを取り上げるなど医学部らしい出題の傾向があります。
また、私立大学の医学部の中にはセンター試験利用の入試を設けている場合もありますが、これらは国公立大学受験者が多く出願するので9割以上の高得点が必要になり、私立大学医学部専願者には厳しい入試となります。
5.【医学部医学科入試対策の鉄則】
医学部医学科の入試対策での鉄則は、
(1)基礎をおろそかにしない
(2)過去問対策をしっかり行う
この二つが重要です。
(1)基礎をおろそかにしない
医学部入試では難問が出題されるので、難しい問題ばかり解いている人がいますが、そのような人に限って基礎をおろそかにして伸び悩んでいることがよく見受けられます。
苦手科目や苦手分野ほど基礎をしっかりと固めてください。また、最近の多くの国公立大学の2次試験の結果は、センター試験の結果にほぼ比例するとの調査結果もあります。基礎をしっかり固めてこそ、医学部医学科の入試に対応できるのです。
(2)過去問対策をしっかり行う
医学部入試において、過去問対策は他学部と比較してもきわめて重要です。それは、医学部の多くは難問が出題される上に、独特の出題傾向を持っているからです。そのため、一般の大学受験用問題集だけでは対応できません。過去問対策を完璧に行って試験に臨むことが必須です。
以上が、医学部医学科の特徴及び入試傾向と対策の概要です。
医師は体力的にも精神的にもキツク、社会的責任も大きい仕事ですが、多くの人から尊敬され、感謝される立派な仕事です。
ぜひ皆さんも本ブログを参考に難関の医学部入試を突破してください。
医師不足といわれる今こそ社会的使命を持って医師への夢を実現してください!
皆さんの成功をお祈りしています。
それでは、次回またお会いしましょう。
大学受験生の応援団長
明光義塾本部教務部マサ
