中学の勉強と、時代(世代?)のお話(英語編) [2009年8月26日]
「ゆとり教育」だの「脱ゆとり」だの、いろいろと言われている学習指導要領。
今回は学習指導要領とそれに関連したお話を。
学習指導要領の話をしていると、たいてい出てくるのが理数関連ですよね。
「お母さんのころは、中学で不等式や連立不等式を
習ったのに、今の子は習わないのね」
とか、
(不等式って、確かにわざわざ中学カリキュラムから抜くほど難しいかなあ?とは私も思いますが。抜くならもっと難しいものが他にある気が…)
「今の理科の教科書、化学反応式たちはどこに行っ
ちゃったの?」
とか。
でも、実は私は文系科目の「変化」のほうに、もっと興味があります。
単に「学習指導要領」の話というより、社会の変化に伴う「変化」が見られ、とても興味深いからです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
たとえば、英語。
お子さんの英語の教科書を開いてみてください。
どんな内容がテーマになっていますか?
まず登場人物。
…今の英語の教科書には、英語圏だけではなくいろいろな国の子どもたちが登場します。
(※教科書会社によって差があります)
たとえば中国、ベトナム、インド、タンザニアなどの国から来た同級生。
英語圏の子どもたちでもオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの国も入り、国際色が豊かです。
日本の中学に通う身としては、
「それ、どんな中学?」
と、逆に混乱しそうなほどです。
出されているテーマも
「いろいろな文化を知る」ことを意識した内容が多いです。
また「時代」を感じさせるものが多いです。
まず、お父さんお母さんの世代では定番だった
「海外のペンフレンドに手紙」。これは、古い。
今は、「E-Mail」。
中国を訪ねて、人々の暮らしや文化を友達にレポートする、とか。
ニュージーランドの先住民族の人々の住む村のお話とか。
アフリカの飢餓の問題とか。
他にも、
ネパール、カンボジア、韓国、パプアニューギニア、オーストラリアのアボリジニ、
ブータン、ブルガリアなどいろいろです。
エコや福祉に関する話題も目立ちます。
北海道の風力発電とか。
ラムサール条約とか。
手話について、とか。
そんなテーマが英語の教科書に取り上げられています。
日本の文化でも、ひところのような
「京都、奈良、新幹線!」
一辺倒ではなく、
「津軽三味線と吉田兄弟」が出てきたり
「沖縄の文化」が出てきたり。
「ジェニーの田植え体験」のような、ジェニーもびっくりの体験があったり。
戦争と平和に関する話題にも言及しているようです。
原子爆弾の話題(これは多い)、地雷についての話題、アンネ・フランクなど。
どのテーマも、よく考えているな、と思います。
もちろん
「それならこういうテーマも取り上げるべき」
とか、突き詰めればいろいろあるでしょうが。
でも、英語の授業という限られた範囲の中でよくこれだけのテーマを入れ込んだな、と思います。
生徒の興味を引くための今ドキの話題として、
ハリー・ポッターや、スティーヴィー・ワンダーなども出てきます。
でもハリポタはともかく、スティーヴィー・ワンダーって。
今の中学生、そもそも知っているのかしら…?
社会の授業についても書きたいのですが、続きは次回にまわします。
ではまた今度。
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