日立工業専修学校 [2009年10月30日]

日立工業専修学校(茨城県)に関するお問い合わせがありました。
「企業内学校」といわれるタイプの学校です。
最近は少なくなりましたが、1年に1~2件くらい教室からお問い合わせがあります。

企業内学校(高等課程)

他にもいろいろな呼称があるようですが、「高等課程」は中学校を卒業してから入学する学校です。
もともとは、企業が「自分の会社で将来働いてもらう人」を育成する場として作られています。
ですから、卒業後はその会社に就職します。
学校によっては「入学の時点で社員」という扱いのところもあるようです。

企業内学校のイメージをつかんでいただくために、日立工業専修学校をのぞいて見ましょう。

かなづち日立工業専修学校
3年制の全日制。
学校自体は「高校」ではありません。ただ全員、科学技術学園高校(通信制)に入学するので、高校卒業資格はとれます。
卒業後は全員、日立あるいは日立のグループ会社に就職します。

★学科

電気科・機械科・溶接科の3課程。
時間割を見ますと、「国語」「物理」「体育」「溶接」「実習」のように、ちょっと工業高校チックな感じです。
「ホームルーム」「部活」などもあって、そういう点では普通の高校です。

★クラブ活動

ブラスバンドや野球、サッカーなど一通りあります。
普通に他の高校と試合もしたりしています。

★学校行事

「ハイキング」「寮祭」「水泳大会」「保護者会」「海外研修(2年生)」←マレーシアの工場見学と、ニュージーランドでのホームスティ

ここまでは、「なんだ、普通の高校と同じじゃん!」と思うと思います。(男子校ですが)

特徴はここからです。

★特徴

全寮制です。危険・警告
学費が免除。
奨学金が支給され、そのお金で寮費(部屋代、光熱費、水道代、食費)をまかないます。
卒業後、日立あるいは日立グループ会社に就職。

この特徴をみて、どう思うでしょうか?

「いいね!」と思うか、「え・・・」と思うか。

人によって非常に大きく感想が分かれるところですよね。

★入学に関して
高校と同様に入学試験があります。

日立の場合は

国数英、適性検査、面接 です。


遠隔地からの受験生に配慮して、試験会場が複数あります。

茨城県(本校・筑西市)、青森(青森市)、宮城(仙台市)、福島(郡山市)、東京(新橋)、千葉(佐倉市)

他の高校受験より圧倒的に早く(12月中)試験をして合格を出し、手続きをさせます。

・・・ここでよく聞かれる質問。
「偏差値はどれくらいですか?」


学校の特色上、「偏差値●●で合格可能性60%」のような目安は出しにくいですし、出すべきでもないのでしょうが、「ここを受験したい!」という子にとっては確かに気になりますよね。

そこで、ホントに無理やりですが目安偏差値を書いてみましょう。

学校の性質上、中学生の平均値以下ということはないです。

企業もお金を出して、3年間もかけて将来の社員を育てるつもりですから、「基礎学力がきちんとある」「理解力がある」「勤勉である」「態度が良い」受験生でなければ、意味がないわけです。

よって、偏差値の目安を無理やりだすなら「偏差値55」を最低目標にしてほしいかな、と。そして「面接」を重視して欲しいところです。

(偏差値については、実際、最低それくらいはないとうまくいかないようです。)

高校進学率は97%を超え、金銭的な問題で高校に進学できない子は減ってきた今の時代。「金銭面の心配が要らない学校」「全寮制」「将来は社員に」という学校がどのように評価されるかは、ホントに受け取る人次第だと思います。でも、これらの学校は存在しますし、少数ではありますが、毎年お問い合わせがある学校です。

他にもある企業内学校をいくつかご紹介します。

トヨタ工業学園(愛知県)
http://www.toyota.co.jp/company/gakuen/

デンソー工業技術短大 高等専門学校課程(愛知県)
http://www.denso.co.jp/DCOL/

日野工業高等学園(東京都)
http://www.hino.co.jp/hinogakuen/

 

興味を持った人はHPなどでチェックしてみてください。

 


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