隣の県の公立高校のほうが近い・・・ [2009年12月3日]
この時期多い問い合わせです。
「隣の県の公立高校って、受けられるんでしょうか?」
その県に引っ越す、という話ではなく、「現在の住所に住んだままで」という話です。
答え
「県による。」
「県の中でも、地域などに縛りがあったりする。」
です。

「隣接県協定」
「隣接県公立高校志願者取扱協定」
など、いろいろな表現がされています。
どうしてこういう制度(協定)があるかというと、
たとえば、地域によっては
「家の前の道路から向こうは●●県。
目の前にその県の県立高校があるんです。」
「でも自分の住んでいる都道府県の公立高校は遠い。
一番近いところでも1時間以上かかります・・・」
こんな悲しい出来事も起こりうるわけで。
そういう子たちの便宜をお互いに図るために、県と県の間で協定を結んでいるわけです。
たとえば、
福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県
→この6県の間では
「隣接県の隣接学区ならOK。」
という協定が結ばれています。
※「隣接県」だから、いくら一緒に協定を結んでいてもたとえば「埼玉→福島」はダメです。そして「学区」が隣接、という限定付きです。
たいてい「その地域に住んでいる」人たちですから
「うちの県から茨城県の●●高校うけられるんだよね~。ウチのお姉ちゃんもそうしてたよ~」
のように、「受けられる」という事実を知っている方がほとんどです。
ただ、「隣接県」協定を結んでいない県もあるんですね。
でも!
「隣接県協定」がある地域の方は、「県による」「地域による」ということを知らないことが多いです。
ですから「隣接県協定」有りの地域のご出身の方が、お子さんの受験で
「●●県の▲▲高校って、
うちの子受かりそうですか?
」
と聞き、
「受験できませんよ
」といわれて、
「え!なんで?
」
と質問してくることがあります。

こう考えておいてください。
隣接県協定とは、基本的にはあくまで
「県境や、県の間が入り組んでいる地域」などで
生徒の便宜を図るためのものです。
「協定」がない県同士では、できません。
~もしご自分の住んでいる地域で「隣の県が受験できないかなあ・・・」と思った場合の調べ方。
お住まいの都道府県の教育委員会に電話をして
「隣の県が受験できる県もあるらしいって聞いたんですが、うちの県はそういうのないんですか?」
と聞いてみてください。
あれば必ず教えてくれます。受験の願書の出し方や「不利にならないか」なども答えてくれます。
ただし、前もってお断りしておきますと、
東京都はやっていません。(いわゆる都立高校では。)
交通の便が良い東京のような地域でその協定を結ぶと「生徒の便宜を図るため」というより、
「あの有名ブランド高校に行きたいわ!
キャ~」
的な要素が勝ってしまうからだと思います・・。
あとちなみに、隣接県協定がある場合でも
「じゃあ、両方の県の一般入試を受けよう!
日程ちがうからね
」
ということはできません。
その地域の子だけ公立高校が2つ受けられたら「ズルい」からです。
あくまで生徒の通学の不便などを解消するのが目的の協定だということですね。
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