高校入試・傾斜配点 [2009年12月21日]
たとえばAくんとBくんという二人の生徒がいたとします。
二人は同じ高校を受験し、二人ともボーダーラインで
「どちらか一人が合格、もう一人は不合格」
という状況になったとします。
Aくん
テストで数学80点、英語60点。合計140点。
Bくん
同じテストで数学70点、英語70点。合計140点。
普通に考えたらこの2人の英・数の合計点は同じですから2人は互角。
ただし、もし、この二人が
数学傾斜配点(2倍)の高校を受けたら・・・?
Aくん
数学80点×2+英語60点 = 220点
Bくん
数学70点×2+英語70点 = 210点
なんとAくんのほうが10点リードになるわけです。
ということは、
Bくんは内申や他の教科で10点以上の差をつけないと、不合格になってしまう。
・・・でも
「二人ともボーダーライン」
ってことは内申や他の教科は、もともとすでに「互角」ですよね?
ってことは・・・
Aくんが10点差をつけて合格するわけです。

・・・傾斜配点って何ですか?
そんなに差がつくんですか?
こんなことをときどき聞かれます。
こうやって架空の受験生を考え、計算してみると、差が実感できますよね。
同じ学校を受ける子って、似た学力の子が正直多いです。
内申点も同様です。
1点、2点のしのぎを削る入試の中で、
この「10点」という差がどれだけ大きいか。
傾斜配点のある学校は全国に数多くあります。
公立にも私立にもあります。特色のある学科の学校が多いです。
「理数コース」で理科を2倍
「英語コース」で英語を1.5倍
などなど。
「英語2倍、数学1.5倍」
のように、2教科に傾斜配点をかけている学校もあります。
傾斜配点の教科が自己申告、という学校もあります。「何でもいいから1つ突出した得意教科がある子」はいいですね。
このように、入試の制度が、思わぬところで自分の味方をしてくれるケースというのは、ままあります。
いよいよ受験校、出願校を決めるこれからの時期、受験校に「傾斜配点」があったらよく目を通してみてください。
有利になる場合もあるし、不利になる場合もあるわけですから・・・。
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