2008年12月22日

ここがヘンだよヘルマン・ヘッセ

いや、前から不思議に思っていたんです。ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」。
お母さんたちの世代のころからずっと中学生の国語の教科書に載っている有名な物語です。

チョウチョのコレクターである主人公が、友達の持っている珍しいチョウの標本を見せてもらいにいく。留守だったので部屋に入ってチョウを見ているうちに欲しくなり、そっとポケットに入れてしまう。そのあと「盗みをした」という罪悪感にとらわれて…

そんなストーリー。

これ、なんか気になるんですよね。
というのも、この主人公、「盗みをした」ということにその後大変悩むんですが、

この人、

「勝手に人の部屋の中まで入った」ことに対しては

全然何とも思わないんですね。


「友達」っていっても、ぜんぜん親しく交流している相手ではないんです。(むしろちょっと苦手な相手として書かれている)

だから、顔パスで「あら、●●くん?あがっちゃっていいわよ!部屋で待ってなさいよ~」とか言われた可能性もゼロに近い。そもそも「途中でぼくはだれにも会わなかった」とか書いてあるし。

これって、不法侵入では?冷や汗


…初めて読んだときからここが引っかかって引っかかってしょうがないんです、私。

はじめてこのお話を教科書で読んだ中学時代の私の感想…

「きっとドイツ人ってフレンドリーで、みんな他人の家や部屋の中にどんどん入っていくんだなぁ…」。…って。

今思えば、そんなワケないじゃん!


でも、こんなところで突っ込み入れていますが、私は実は大変なヘルマン・ヘッセ好きなのです。

そしてそのきっかけは、中学の教科書に載っていた、この「少年の日の思い出」。

国語の教科書って、勉強だと思って読むとつまらないけれど、その中から「このお話おもしろいな、他のも読んでみようかな」なんて思う、

そんな経験が1回でもできれば、それはもしかして、

勉強なんかより(?)、ずっと大切なことかも…

ちなみに他のヘッセの作品を読むなら私のオススメは…、って、長くなってしまうのでこの辺でやめておきます。

みなさんもありますよね!小学校、中学校の国語の授業で読んだお話で、とても心に残っているお話!


2008年12月17日

推薦入試の作文って??

「推薦入試を受けることになったんですが、作文ってどんなものが出るんですか?」
この1週間で一番多かったお問い合わせです。
いよいよプレ受験シーズン(?)推薦入試が迫ってきた、って感じですね~。

推薦・一般問わず近年は高校入試で「作文」というのはよくある話です。ここで高校入試(推薦)の作文に多く見られるいくつかのタイプの例をあげてみましょう。


①オレの生きザマ 系

「中学生活の思い出」「部活動で得たもの」「今まで親切にしたことされたこと」

②私には夢がある。 系
高校生活でやりたいこと
「将来の夢」「高校生活で努力したいこと」「高校生での目標」「この学校に入って何をしたいか」

③青年の主張 系
「あなたにとって友情とは」「印象に残っている言葉」「公共の場でのふるまいについて」「身近な日本文化とそれについての意見」

受験する学校がどのタイプの出題をするかは推薦が決まった時点で先生などから教えてもらえるので、それをもとに何回か練習してみるように明光義塾では指導しています。

ちなみにいわゆる「トップ校」になるほど③のタイプの出題率は上がる傾向が…。書かせる意見も「家族が脳死になったら」「国際社会の中で日本はどのような役割を果たせるか」など、なかなか濃厚な意見を求めたりします。

出題の仕方も
「テーマだけポンと出すタイプ」と「文章や資料を読ませてそれをもとに書かせるタイプ」に分かれます。

私が調べた中に、例えばこんなものも。

「(フィンランド、韓国、アメリカの教育事情についての資料を読ませた上で)、子どもの教育を受ける権利はどのように保障されるのがよいか、日本の現状を踏まえて意見を述べる」(愛知:椙山女学園高校平成19年度)

 

★ちょっと気軽に作文練習(初級)
「お気に入りの歌(好きなバンドなど)」の曲の中から1曲を選び、その歌詞の良いところを説明しなさい」

作文が苦手な子でも結構書けたりします。「詩を読ませて感想を書く」ような題は実際出題されることもありますしね。ぜひ試してみてくださいね。


2008年12月9日

にっぽん全国「へぇ~」高校

12月に入って1週間。入試も間近となり、生徒さんや教室から高校に関するお問い合わせが増えている今日この頃です。

先日は東京の都立国立高校くにたち、と読みます。東京都のトップ高のひとつ)を受験する生徒さんから。「推薦入試ではどんな問題が出るの?」

この高校、推薦入試で課される「小論文」がなかなか見ゴタエありなんです。

 

「この問題をキミはどう解く?かかってきなさい!」

という学校側の気概を感じます。

興味のある方はこちら↓
http://www.kunitachi-h.metro.tokyo.jp/

まさしく「入試問題は学校からのラブレター」です。

 

最近お問い合わせがあった学校で、「へぇ~」と思った学校いろいろをご紹介します。

北海道静内農業(北海道)全国で唯一!軽種馬生産学習(競馬の馬 競馬 を育てています)を正規のカリキュラムに取り入れています。
さすが北海道!スケールが大きいです。

仙台電波工業高専(宮城県)
個人的に思うだけですが、名前がちょっと不思議…。固有名詞に「電波」ってあんまり耳慣れないですよね。

(※他にもこういう名前の高専はあります。ここでは代表としてご紹介)

でも高専といえば、やっぱりロボコンでしょう!※ちなみに高専は5年卒業と同時に短大卒と同等資格が与えられます。3年まで通って大学受験する生徒もあり、5年まで通って大学編入する生徒もあり…さまざまです。

東京都立国際高校(東京都)
海外帰国生徒・在京外国人生徒対象入試なども行っており、名前のとおり国際的感覚をもった生徒さんの育成を目指す学校です。
さまざまな文化的背景を持つ生徒さんたちがともに学び、国際感覚と高度な外国語能力の育成を目指しています。

大阪府立かわち野高校(大阪府)
普通科総合選択制という形をとっており、非常に幅広い選択科目がある学校です。(理科に「晴耕雨読」なんてあります。何やるのかしら?気になる雨晴れ
このように幅広い選択科目を選べる学校は全国に増えてきています。

ちなみに、この高校ができたときは校歌で話題になりました。なぜなら

 

 

作曲「つんく」、作詞「塩川正十郎(「塩じぃ」)」。)

学校HPで校歌が聴けます)楽譜

三重県立相可高校(三重県)
ここの食物調理科では、全国で唯一高校生がレストラン&カフェを運営!食物調理科の生徒さんですからものすごく勉強になるでしょうね。
学校HPみても、とってもおいしそうです。

HPの「11月29・30日は定期考査のため、休ませていただきます」という文章がかわいいです。

 それにしても、いろいろな高校のHPを見ていると楽しいですね。「この高校に行ったら、どんな3年間になるのかなあ」などと考えます。

 

最後に

受験生のみなさまへ

普通科でも専門学科でも、「偏差値」だけで学校を決めると失敗します。

3年間そこで過ごして、授業を受けるんです。

「この学校で勉強したい!」と思える高校を選んでくださいね。


2008年12月2日

どこ行っちゃったの?ナポレオン

本日聞いた中学生の会話。

「ていうか、ナポレオンってどこ行っちゃったの?

出てこなくない?」

 

…そうなんですよねー。

中学の社会の教科書だと「市民革命」という項目でナポレオンが出てきます。

そのあとすぐ章が変わって、ページをめくるといきなり江戸時代。

そのあとはどこを探してもナポレオンなんて出てきやしないんです。

中学の教科書は世界史と日本史を混ぜているので、どうしてもこういう違和感が出てしまうのですが…。

もっと歴史の流れがわかるように教科書を作った方が、歴史好きの中学生が増えるんじゃないかなあ、と思います。

 

ところでナポレオン。

本当にそのあとどこ行っちゃったかご存知ですか?

その後、ナポレオンは失脚し、エルバ島へ送られますが、脱出してパリに戻ります。ただしすぐに、今度はセントヘレナ島にもう一度追放(「幽閉」「島流し」なんて書かれている場合も)され、そこで生涯を終えます。

 

さて、中学生の皆さん、ここで質問です。

①エルバ島って、どこ?

②セントヘレナ島って、どこ?

社会の地図帳で確認してみてください。「ヨーロッパ」というページがよいでしょう。 

(中学では習わない内容ですが、この2つの島の位置を知ると、軽くトリビアです。学校の先生も「ふーん」って言うかも)

エルバ島はイタリア、ローマの左上にある、小さな小さな島です。(ちょっと見つけにくい)

そして…エルバ島の左を見てください。コルシカ島という大きめの島がありますね。(これはすぐ見つかります。コルス島って書いてあるかも)

実はこのコルシカ島、ナポレオンの出身地なんです。

追放っていうより、Uターン就職じゃんナポレオンそりゃあ、もう一度パリにも戻ってくるさ。

そして、2度目の追放時「もう戻ってこられちゃかなわん」ということでナポレオンが送られた2つ目の島、セントヘレナ島ですが…

中学生の皆さん、どこにあるかわかりますか?

今度は地図帳の最初か最後のページ、世界地図が載っているページを開いてみてください。

パリからずーっと南に下ってアンゴラの左側…

え?アンゴラ?

そう、もうすでに南半球なんです!極端だなあ、ナポレオン!(というより周囲の人)

連れて行かれるほうはもちろん、連れてく方も大変だと思いますよ、セントへレナ島。

なんでもギネスブックで「イースター島の次に絶海の孤島」と認定されているとかいないとか。それをこんな昔の時代によくぞ連れて行ったもんだ。

もっと近くに適した島はなかったのでしょうか?


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