2009年6月25日
給食って意外と…
中学生の学校のお昼ごはんといえば?
「給食に決まってるじゃん!」
「え?お弁当でしょ?」
「牛乳だけ出てくるのよねぇ?」
等々、いろいろな答えがあるのではないでしょうか。
実は中学生のお昼ごはん事情というのは、結構違うんです。
文部科学省の調査(平成19年調査)によると、完全給食(主食とおかずが両方出る)の実施率は以下の通り。
公立 80.5%
国立 20.3%
私立 7.8%
↑これって・・・
「私立、国立の中学に進学すると…、
お弁当を毎朝作らないといけないの?」
そうなんです。
中には購買部などでお弁当販売をしている学校もありますが、「思ったより面倒」というのが本当ではないでしょうか。
中学受験をするときに、このことを見落としている方も意外と多いです。特にお父さん。
「じゃあ、公立中学校は、ほとんどの場合給食が出るのね?」
ここで、もうひとつデータをお見せします。
公立中学校ですが、たとえば大阪府や神奈川県の中学生の保護者の方は上の数字を見て「え?」と意外に思ったのではないでしょうか。
大阪府 公立中学で完全給食実施率10.4%、
神奈川県 〃 15.9%
です。
一方たとえば富山県、愛知県、沖縄県の公立は100%実施。
所変われば・・じゃないですけれど、地域差はすごいんですね。
2009年6月18日
学校説明会~申込電話のかけ方
夏休みが近づいてきました。
夏休みには、多くの高校で学校見学や説明会を行います。
このチャンスに、受験を考えている学校を自分の目で見てみるということは、とても大事なことです。
教室長をしていたとき、学校見学の申し込みの電話をかける中学生を何度か見たことがあります。
中学校の先生からあらかじめ指導を受けているらしく、みんなメモを見ながら電話をしていました。
「おいそがしいところすみません。
明光中学3年の明光 太郎といいます。
学校説明会を申し込みたいのですが」
こんな切り出し方でスタートします。
↓
すると、先方が日時を説明したり質問をしたりするので、きちんと返事をします。
↓
最後に
「ありがとうございました。では失礼します」
たったこれだけのことです。
でも・・・
中学生って、すごく緊張してしまうんですよね。
呼び出し音が鳴り始めると切ってしまったり
(「ワン切り」かと思われるぞ・・・)
何回も原稿(!)を読み返してばかりで、なかなか電話しなかったり。
驚くほどの早口で「ありがとうございます。失礼します!」とガチャ切りしたり。
練習していたのと違うことを言われてパニックになったり。
(夜に電話してしまって「ごめんね、係の先生がみんな帰っちゃったのよ」など)
でも、保護者の皆様、
「もう貸しなさい!お母さんが電話するから」
なんていわないでくださいね。
できるだけこの電話は生徒自身にかけさせるようにしてください。
説明会の申し込み電話で失敗したって、それで不合格になるワケじゃないし。
こういう電話のかけ方を練習するのも、これから中学を卒業する年頃の子なら必要なことだし。
いい経験のひとつになると思います。
2009年6月12日
「日本人の知らない日本語」
夏のオススメ読書。
↓
これ、本の名前なんです。
↓
『日本人の知らない日本語』(メディアファクトリー)
私はこの手の本がわりと好きなんですが、これは久しぶりに面白かったです。
(『ダーリンは外国人』以来の面白さでした。←読んだことありますか?)
前もって言っておきますが、
マンガです。
中学生なら面白く読めると思います。
著者は日本語学校の先生なのですが、そこに集まる生徒さん達(日本語勉強中)が、
みんな大マジメでとんでもない間違いをするんですね。
猫のエサの「猫缶」を「猫肉のカンヅメ」と思っていたり。
(それでいてしかも食べちゃってたり)
お見舞いに「お葬式の花」を持ってきてしまったり。
(しかも複数の人数)
鎧カブトの置物の前で
「レディースのMサイズください」
とか。
日本語教師という仕事をのぞき見るつもりで、また、他の国の人の気持ちになって日本を見るとどんな気持ちがするか体験してみるつもりで、ぜひ読んでみてください。
中学生でももちろんOKですが、大人が読むにもおすすめです。
2009年6月11日
社会の知識があると余計興味がわく読書
みなさん『十五少年漂流記』って読んだことありますか?
別名「二年間の夏休み」。
最近は少なくなりましたが、わりと夏の課題図書になりがちな本です。
ニュージーランドの寄宿学校の生徒14人と黒人の水夫見習いの少年計15人が船で海に流され、漂着した島で2年間生活する。
そんなお話です。
このお話を見ていると、いくつか「?」と思うことがあるんですね。
社会科の話と絡めていくつかご紹介します。
「8月に冬になる」
7月になったら本格的に寒くなるからそれまでに冬支度をしなくては・・というシーンがあります。
小学生の時、ここを読んだときには、
さっぱりわけがわかりませんでした。
今ならわかります。
ニュージーランドから出航した・・つまり、南半球なんですね。
「妙に仲のわるいフランス人とイギリス人」
物語なのでかなりわざとやっているんだと思いますが・・・。
国籍を背景にしたネタで、物語はところどころずいぶんもめます。
これは19世紀の世界状況を反映しているといっていいでしょう。
この類のトラブルは物語の全編を通してそこここで見られます。
無人島でがんばろうとするアメリカ人の少年のことを
「アメリカ人は、さすが、開拓精神に富んでるな」
(イナカ者だからこういうトコでも平気だよな、的な言い方で)
と揶揄する子がいたり。
大活躍するフランス人少年がいるのですが、
「フランス人についていけるか!」
といって別行動しちゃうイギリス人の子たちがいたり。
「選挙権のない少年」
みんなのリーダー(大統領)を決めようとして投票をするのですが、黒人の見習い水夫の少年モコくんだけ、選挙権がありません。
そこでたった一言。
「モコは黒人だから、選挙権はなかった」
現代からすると、考えられない!
というシーンです。
さっぱり社会科の知識がない子どもが読んでも面白いのですが、社会の知識があると「なるほど、この時代は・・」「この地域は・・」のように、もっともっと理解を深めることができます。
↓↓↓
他にもそういう楽しみかたができる本をいくつかご紹介します。
夏を迎えるこれからの時期に、良かったら読んでみてくださいね。
『しろばんば』(井上靖)
著者の子供時代をもとに書かれた物語です。
大正?時代のころの子供たちの生活が面白いのですが、個人的に衝撃を受けるのは「伊豆(静岡県)→豊橋(愛知県)」の移動に2日かかる旅行のシーン。
伊豆半島から沼津へ行くだけで日が暮れるなんて・・(場所がわからない方は地図でご確認ください)
『路傍の石』(山本有三)
中学に行くってことがこんなに困難だなんてなあ・・。
と、なんだかくやしくなります。
前半の舞台は栃木県なんだそうです。
2009年6月2日
勉強が分からなくなるきっかけ
先週、私、とある教室で中学生の英語の授業をしました。
そこで思ったことです。
「勉強が分からなくなるきっかけ」
って、あると思いませんか?
それまでとっても得意だった教科なのに、ちょっとした勘違いなどがもとになって、ふと分からなくなってしまう、とでも言うのでしょうか。
その子の場合は
「三単現のエス」。
入会したての初授業だったのですが、
「三単現」
という言葉の意味が、その子は分からなくなってしまっていました。
「この言葉、きいたことある?」と聞いたときのその子の返事が、
「その言葉はよく学校でも聞くけど、『それ何?』って聞いても
『三人称単数現在のことだよ』
としか教えてもらえなかった・・」
そこで、「一人称」「二人称」「三人称」という言葉を一旦説明。
その上で
「じゃあこの場合は『三単元のエスはつく?』」
と言って演習に入りました。
ほんのちょっとしたことですが、
こういうちょっとした言葉が元となって
「わかんない・・」が始まっていくんじゃないかな、と思います。

以前見かけた、他の例。
学校が現在進行形に入ってから、急に英語のテストの点が悪くなって慌てて入会してきた男の子。
テスト用紙を持ってきてくれたので、よく中身を見てみたら・・
I am playingk baseball.
Is he speakingk English?
「・・?単語が覚えられないのかな?」と思い、よくよく聞いてみました。
「だって先生がingkをつけろっていうから・・」
・・・??
ああ、わかった!
ing「形」
のことだったんです。なるほど!
こういう勘違いは、やっぱり個別に聞かないとわかんないものですよね。
こういう会話の中で、「苦手のきっかけ」になってしまうタネを、つぶしていければいいな、と思います。
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