2010年2月24日
受験率
「A高校 昨年受験率 92%」
時々ですが、高校受験の資料にこういった数値が書かれていて、
「これ何ですか?」
と聞かれることがあります。
これは、「願書を提出したうち、当日入試会場に現れた生徒の割合」です。
当日カゼひいちゃった、とかそういう子は毎年一定数いるわけですが、この「受験率」はそういうことではありません。
前の日程で第一志望に受かって、入試を終了してしまった子は、その後の日程の試験に来ないわけで、そういう生徒の割合もこの数字からわかります。
つまり、「滑り止め」に使われているという見方ができます。
この「受験率」が例年低い高校があれば、当然のことながら
「実質倍率が下がる」
ことがわかります。
あと、「滑り止め」に使われる、ということは
「学力に余裕を持って受けに来ている子が多い」
ということでもあります。
と、いうことは・・・
「ギリギリの学力で挑む子は、よっぽどがんばらなきゃ!」
ということでもありますね。
受験の資料に載っている数字ひとつを取ってみるだけでも、いろいろなことが分かります。
ちなみに、
東京都立日比谷高校は過去三年の受験率がかなり低い高校です。
公立でこんなに低いのは珍しいのではないかと思います。
(だいたい6割~7割強)
これは、前の日程の私立高校で慶應や早稲田の附属とか、そういうところに受かった子が
「もうここでいいや。日比谷は受けないよ。」
ということで欠席するんでしょうね、多分。
これを「倍率が下がる。ラッキー。」と取るのか「そういうレベルの子たちとの勝負!大変だ!」と取るのかは人それぞれです。
2010年2月17日
ロゼッタ石
「ロゼッタ石というものがあってね。
ナポレオンがその昔エジプトに行ったとき、拾ってきたんだよ。
それが実は世紀の大発見。」
中学生のとき、お姉ちゃんにそんな話を聞きました。
だから、私、ずっと想像していたんです。
ゲンコツくらいの大きさの石を。
ナポレオンがポッケに入れて持ち帰っている姿を。
大学生のとき、イギリスにいく機会があり、大英博物館でロゼッタ石が展示されているのを見ました。
・・・でっかいんですね、実は。
縦に1メートル以上、ちょっとした小机くらいの大きさで、重さは760kg。
「そこにあったから持ってきた」
って大きさじゃあないんです。明らかに。
※ちなみに「ナポレオンが拾ってきた」というのは実は間違い。
「ナポレオンの行ったエジプト遠征で派遣された、フランス軍の軍人さん」
が持ち帰ったというのが本当。
法隆寺を作ったのは大工さん、みたいな話ですが。
この石には、古代の3種類の文字が併記されています。
これの解読に成功したために古代の研究がとても進んだ、というシロモノです。
言ってみれば歴史が残した壮大な「知恵の輪」ですね。
「これが解けるか?」
と当時学者さんたちはものすごくアツくなったそうです。
それにしても、760kgの石を、200年前の車もない時代にエジプトからフランスまで。
相当な根性が必要だったと思いますが。
2010年2月15日
独自入試(自校作成問題)
普通、公立高校では、入試問題は共通のものを使います。
つまり、どの公立高校を受験しても同じ問題を解くわけです。
ただし、最近は
「独自入試」
というものを行う場合があります。
たとえば
A高校の英語科は、英語のみA高校独自の問題を使う
B高校は、国数英の3科のみB高校独自の問題を使う
などのようにして行われます。
「自校作成問題」「独自問題」などと呼ばれることもあります。
独自入試を行う学校は、以下の3つに分かれるケースが多いです。
①トップ校
この場合、びっくりするような発展問題が出て、
「学校のテストでは90点以上しか取ったことがない!」
というような生徒が驚愕したりします。
国数英の3科のみ独自問題だったり、「総合問題」として教科を混ぜて一つの試験科目を作ったりするようです。
②コース制の学校
英語科なら英語、理数科なら数学の問題のみ、難易度の高い問題を出したりします。
③その他特色ある学校
時には「学力試験」から離れて作文などだったりします。
その学校が欲しい生徒像に射程距離を絞った問題を出します。
ちなみに。
ケース①の場合、「合格者平均点」がかなり低いことが多いです。
力の限り難しい問題を出すんですね。
そこで、成績上位の生徒が
「こんなに出来なかったの初めて・・・もうダメ!」
となって、そこから後の試験がメタメタになった、という例を聞きます。
でも、合格者平均点がそもそも50点くらいだったりするかもしれません・・・。
独自入試を受ける場合、入試当日は特にそういう
メンタル面でのコントロール
を意識して行いましょう。
「難しい!」と思った問題は、自分だけがそう感じているわけではありません。
同じテスト問題を見ている全員が「難しい!」と思っています。
そう考えてくださいね。
2010年2月8日
入試会場での休み時間
高校入試当日。
テストとテストの間の休み時間。
やらないほうがいいことをいくつかご紹介します。
やらないほうがいいこと
①友達とおしゃべり
かるく言葉を二言三言かわす程度ならOKですが、いわゆる「おしゃべり」になってしまうと、NG。
次のテスト開始時にすぐ集中を取り戻すのは意外と難しいものです。
「はじめ」と言われたその瞬間にすぐ集中して問題に取り組む必要があります。
ですから、それがうまく行かないということは、たとえば数学の計算問題で
「ケアレスミス続出!」
なんてことにもなりかねません。
②答え合わせ
過ぎたことは忘れましょう。
友達3人と休み時間に答え合わせをして、
「他の二人の答えが一緒。ってことは私は間違った・・・」
と落ち込み、あとのテストが投げやりになってしまった生徒を知っています。
ホントはその子が正解してたのに。
③猛勉強
ムダです。
ってことはないのですが、気持ち的に慌てるだけです。
「あ、これもできないかも。あれもできないかも・・・」となってしまうので。
試験直前は、前もって決めておいた
「これだけ見直そう」
というもの1~2問の確認にとどめてください。
あとは静かに集中を維持する、というのがオススメです。
もちろん、トイレとかは早め早めに行きましょう。
2010年2月3日
直前高校選び 究極の二択
いよいよ入試本番の季節です。
この時期よく聞かれるのが、最後の最後の段階で
「A高校にしようか、B高校にしようか・・・」と、悩む生徒さん。
「本当はA高校がいいんだけど、無理かも知れない。B高校にしたほうがいいかな・・・」
という悩み方をしている人限定の話です。
願書提出直前になればなるほどこの悩み、増えるようです。
ホントに迷っている生徒さんに、私が言うことにしていた一言をご紹介します。
「どっちにしたほうがいいかな・・・」
と、完全に困ってしまったなら、こう考えてみてください。
「失敗したとき、どっちの後悔がより大きいか」
つまり
「A高校にしたら、落ちた。Bにしとけば受かったかも。」
という後悔と、
「B高校にしたら、受かった(あるいは落ちた)けど、Aにしとけば受かったかも。」
という後悔。どっちのほうがより後悔しますか?
縁起でもないですが、わざとこういう考え方をするほうが吹っ切れます。
「どっちがいいか」で本当に迷ってしまったときは、
「どっちが悪いか」
の視点に切り替えて考えてみてください。私はそんなふうに生徒さんに言っていました。
究極の選択をするこの時期。
迷ったらちょっと参考にしてみてください。
ちなみに私自身は「イケイケドンドン」タイプ。
「志望を落とすより、受けるだけ受けてみたいタイプ」です。
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